鎌倉散歩

鎌倉散歩

9/20、快晴。
鎌倉彫りをやってる妻に同行して、久しぶりに鎌倉へ行ってみた。
8:41 最寄りの駅からホリデー快速鎌倉号に乗車。

9:56 鎌倉着
先ずは鎌倉彫り会館へ。
妻は昼過ぎまで鎌倉彫りの仕上げと漆塗りのお勉強とのこと。がんばってね〜

一人になってこの会館のギャラリーを見学。
鎌倉彫りの研究生の方々の作品が展示されている。
どれもかつての妻が製作していた思い出のある図柄ばかり。
長年続けていること自体すごいことだが、妻の技術レベルが高いことに改めて気づいた次第。
(ずっと以前に皆伝を取得し、ベテランさんなんです、脱帽…)

会館をひとまず出て、抜けるような青空を仰ぎ見つつ一人で鶴岡八幡宮へ参拝。

さて、これからが私の自由時間。
懐かしい路地を入って古い友人のお宅へ行ってみよう。
あれれ、間違っているかなぁ…、薄暗かった路地のはずが新しい住宅が増えて明るい雰囲気になっており驚く。
門柱の表札を確かめ、昔の木造住宅とは全く違う建て替えた住居を目にして足がすくんだ。
突然じゃやっぱり失礼すぎるよなぁ、遠慮しとこう…
すっかり景観が変わって見落としそうな路地だったが、遠い記憶は正確でただただうれしかった。

回れ右して次に向かう。
小町通りを折れて一本お隣の路地、ひっそりした住宅街の一角に目指す鎌倉ミルクホールを発見。

 

このジャズ喫茶のオーナーの奥さんはデザイン学校時代の旧友だ。
店に入り案内された席について若い女性店員さんに彼女はいますかと聞いてみた。
買い物で出かけているとのことだが、直ぐに携帯にかけてくれて電話を代わってもらい店で待ってるよと伝えたら、程なくやってきてくれた。
なんと40数年ぶり!

直ぐにわかった。
顔もすらっとしたスタイルも髪型もほとんど昔のまんま。うれしい再会だ。
学校卒業後のことから近況、友人の消息など一通りの話が終わると、自分で編集したのよと一冊の本をプレゼントされた。
「鎌倉ミルクホールタイムス」
中を見るとこんな感じ、なかなか凝ったつくりです。

 

装丁、レイアウトはこれまた懐かしい学友のS氏。コツコツとマイペースでやってるなぁと思わず嬉しくなった。
急ぎの仕事を抱えているとのこと、私も妻との待ち合わせがあるので店を辞した。

再び、鎌倉彫り会館へ戻り妻と合流。
てくてく歩いて近くのレストランでランチ。
さあ、この後はどうしようか?
久しぶりに海が見たいと意見が一致したので、表参道を歩いて由比ヶ浜へ。

 

ああ、あっつい!
海水浴の人出がいっぱい、日差しが強過ぎなので一目見ただけでたまらず早々にUターン。
同じ道を歩くのも面白くないと裏道を辿り、一度行ってみたかった古我邸へ。
門前には人力車に乗った観光客さん達が記念撮影中。
一歩中に入るとちょっと良い雰囲気の洋館、これが古我邸なんだ!
(さすがの妻は鎌倉彫りのお友達と以前にランチしたそうな)
門からなだらかにカーブした道。
その道脇には薄桃色の芙蓉の花、よく手入れされている。

 

 


お店の店員さんから夕方は早め閉店とのことでもうほとんど営業時間が無いと聞いて、我々のティータイムは諦めるしかなかった。

すんなり駅まで戻るはずも無く、妻の好きな雑貨店で茶碗(私用に買ってくれた)を購入し鎌倉駅へ。
ああ、よく歩いた〜
妻は鎌倉彫りの道具や作品をリュックに背負っての散歩、ちょっと疲れたね。
でもやっと一緒に鎌倉散歩ができて今日は良い一日だったよ。