イワナと遊ぶ

イワナと遊ぶ

GW初日の神流川。
雨雲レーダーでは12時頃から降雨らしい。
午前中が勝負どころ。
新緑の樹木の美しいこと、なんとか良型と対面したいものだが…
フライはマシュマロカディス#14。
(この日のためにマシュマロパターンを巻いてきた、楽しみ〜)

このところの雨で増水しているものの濁りはないのだが、厳しい状況が続きもうすぐ入渓して30分になる。

 

やはり簡単には出てくれない。
出そうなポイントはたとえ小さくても丁寧に叩き上がる。

 

さ〜て、お次は大石の間を流れ落ちる瀬脇の巻き返し。
下の岩陰からは一辺1mくらいの三角形に見えるポイント。
そのど真ん中にフライを放り込む、何事も起こらない。

ピックアップして岸際に再度落とす、変化なし…

今度は瀬際に落としゆっくり反転流に乗って動き始めた瞬間、フッとフライが消えたので聞き合わせると、グルングルンと重い手ごたえ。
すかさずアワセを入れるとサカナが流心に向かって突っ込んだ。
黒くデカい魚体、トルクフルな引き、これは尺きた!とアドレナリンが出まくり〜
流心に潜りゴンゴン引き続けるのを、ゆっくりはがすように引きずり出し、バレるなよと祈りつつ寄せてネットイン。
なんとも精悍なガングロイワナ、九寸(27cm)。

う〜む、美しい。別アングルでもう一枚。

申し分なし!
負け惜しみではなくイワナやヤマメは八寸〜九寸ものが最もバランスがとれ、引き味良く美しいと思っている。
出てくれてありがとう!また会おうね。
(お名残惜しさ200%)
ハーディPerfectリールにもイワナで再入魂できた。
後はもうオマケ、雨になるまで遊ぼう。
二尾目は流れのぶっつけ、ピックアップ寸前に派手な水飛沫を上げて出た八寸イワナ。
だが撮影前に逃亡くらった。

三尾目は流心の向こう側、マシュマロに飛び出した五寸の元気いいチビイワナ。
大きくなったら遊ぼうね!
12時を回り、霧雨が降り注ぎ始めた。
さてどうする、一服している間にも徐々に雨粒が大きくなってきた。
まだ予定の半分にも満たないが予報ぴったりだしなあ…
今日はこれまで。
本降りになる前に潔く撤収としよう!
あの九寸イワナの感動が薄れないよう川を後にした。

<オマケ>
マシュマロ&ディアヘアカディス
フック:スタンダード・ストレート #12, #14(TMC103BL、マルトd04など)
スレッド:8/0(ブラウン)
ウイング:ディアヘア、CDCなど
ボディー:シマザキ・マシュマロファイバー(シナモン、DKダン、ゴールデンオリーブなど各色)
水平に良く浮き、投げやすく、実に虫らしい存在感のあるパターン。
素材のマシュマロファイバーは中空ポリプロピレンで、吸水性がなく、やや縮れており撥水加工しているので水切れは抜群。
今回のイワナはすべてこのマシュマロ#14(写真手前の中央)で釣った。