黄昏時の極夏オイカワ

黄昏時の極夏オイカワ

かなり遅くなってやっと到着した。
仲間の皆さんは散在しているがもう終盤モード。

流れの対岸で一人頑張っているのはGreen Cherokeeさん(以下、GCさん)。

 

ウェーディングして流れを受けながらゆっくり徒渉していると、GCさんがネットで掬い上げた。
極夏オイカワがヒットしたようだ。
逆光ながら満面の笑顔が見える。GCさんはここが居心地よさげだ。
お邪魔してごめんなさい。
徒渉地点の下流にそのまま入れさせていただいた。

GCさんと同様にウェットを流し込むとやがてゴツンと重いアタリが。
竿を立て、撓りを楽しみつつラインをゆっくりたぐる。
コイツはハスだ!
ネットに手をやろうとしたその時、ふっとテンションが消えた…
今シーズンの初ハスがまたも遠くに去っていった。

 

気を取り直して上流に向かう。
途中でNORIさんにお会いしたので、一緒にいかがですか?
NORIさんとは柳瀬川で冬場にオイカワ釣りをご一緒して以来だ。

二人並んでシャローに着くともう誰もいない。
ポツポツとライズしているのはオイカワだろう。
浅場では産卵行動が続いているようだ、背びれを出して水しぶきをあげている個体も散見できる。
ハスだろうか。
NORIさんと左右に分かれてオイカワのライズ方向に向かった。
いるいる、Vividな極夏オイカワが派手なスプラッシュライズを見せた。
※極夏オイカワ…釣友が名付けた婚姻色バリバリの個体

今日はもうハスは釣れる気がしなかった。
できればヤツを、それも19オーバーが釣りたい。

ドライフライに結び替えて右岸寄りのゆったりした流れに打ち込むとパシャッ。
着水と同時にパシャッ。
フライへの反応はかなり良い。
スイッチON状態だ。
最初に挨拶に来てくれたヤツはここでは小型のオイカワだった。

数投後には1尾目の極夏、17cm。

 

好反応の流れに2尾目の極夏。
17cmで体高あり。

流れ出しに移動して…

瀬脇から3連発目の極夏、17.5cm。
手応えで18オーバーと思ったが届かず…
今シーズンは18cmが大きな壁、どうしても越えられない。

 

NORIさんがゆっくり移動してこられたので、状況をお伺いすると左岸側はイマイチとのこと。
それではとさっそくポイントに入っていただいたが、後が続かなかったようだ。
NORIさん、上がりますか!

陽もすっかり傾いてきたようだ。
はるか向こうに皆さんが集まっているのが垣間見えた。
今回も最後まで粘る釣りをしちゃったな、さぁNORIさん行きましょうか。