春うららのTOKOさんBH入魂釣行

春うららのTOKOさんBH入魂釣行

コブシや梅が咲き、春うららのとある里川、ここはカワムツのパラダイスらしい。
旨い蕎麦で腹を満たしたご一行様が到着。
Gran Lussoさん(以下、GLさん)の愛車Picassoから7人のZacco Fisherが降り立った。

ゆっくりヒップウェーダーを履きロッドを繫ぎラインを通す者、不埒(笑)にも竿不携帯でジョークを連発する者、さっさとフライを結び川へ降りて行く釣り◯◯。
各人各様のお楽しみが始まった。

撮影:mattさん
撮影:mattさん

一番手のうおさんは、底石の見える絶好の流れ込みポイントを前に、もうキャスト開始…、したかと見る間にもう1尾目のカワムツを釣った。(笑)

撮影:うおさん
撮影:うおさん

遅れて入った私もその上の瀬でカディス#16をキャストすると、すぅーっと浮いて来たカワムツがパクッ。
なんとも素直なバイトぶり(笑)
この川の魚は全く無垢で無邪気。
嬉しい出方に癒されます。
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うおさんはもう一気通貫、ツ抜けの勢い。
余りの魚影にうおさんがポイントチェンジとばかり譲ってくれて、私もすぐカワムツ連発だ。

うっすら残るピンクの縦ラインが妖艶だ
うっすら残るピンクの縦ラインが妖艶だ

 

撮影:うおさん ずっと奥にGreen Cherokeeさん(以下、GCさん)
撮影:うおさん ずっと奥にGreen Cherokeeさん(以下、GCさん)

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このうおさんPoint、楽しすぎ!
(このPointで最後にドラマが待っているとはこの時点では想像もしていなかった!)

私達をやり過ごして、特攻さんとmihiroさんがどんどん上流へ。
それにつれて、完全ギャラリーと化したmattさん、GLさんも移動。
最後に私とGCさんが並んで釣り上がる。

特攻さんを見守るmattさん。撮影:GLさん
特攻さんを見守るmattさん。撮影:GLさん

今日は、何と言ってもTOKKOさんが主役。
新調のBHロッドとリールの入魂釣行なのだ。

張り切っている特攻さん 撮影:mattさん
張り切っているTOKKOさん 撮影:mattさん

大勢のギャラリーに囲まれさぞかしプレッシャーとお察し申し上げます。
道路脇の斜面に陣取り高みの見物としゃれこんだ面々。

撮影:うおさん
撮影:うおさん

熱い視線(^_^;)にさらされているのは、この川初体験のTOKKOさんと私。
私は順調にカウントアップして、ここまでであっけなくツ抜け。
TOKKOさんは、先の緩い流れのカワムツを狙っているが…

GLさん、くつろいでます。撮影:mattさん
GLさん、くつろいでます。撮影:mattさん

TOKKOさん、これも皆さん通る儀式と割り切って釣っちゃいましょう!
焦るぜ!(TOKKOさんの心の声が聞こえます…)

さらに上流に進んで、背後からTOKKOさんをカシャッ!
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頭上には3人のギャラリーが(笑)
しかし、ここも出ませんでしたw
私達もいったん川から上がり、ずっと下流へ歩いて移動しリスタート。
そして、ついにその時がキター!
二筋の流れの左岸側、流速、深みともにカワムツの臭いぷんぷんポイント。

撮影:mattさん
戦場カメラマンのmihiroさんと私、TOKKOさんを熱烈応援。撮影:mattさん

キャストが決まり、きれいに着水した直後バッッシャ!
お見事!良型です。

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最高のどや顔、ぼかすのがもったいない。

おめでとう!TOKKOさん。
吹っ切れましたね、これで後は楽釣でしょう!

私は一人、どんどん上流へ向かった。
他の皆さんはずっと下流のハズ、今頃爆釣かな…

さて、渓相・水量は申し分なし、水温は測っていないが10℃近くだろう。
16時を回り、ユスリカに続いてカゲロウも盛んにハッチ。
もう絶好の状況かと思いきや、陽が陰るととともに反応は急降下。
まったくバイトなし!
2時間前とは大違い、ずーっとダメ。

やがて最初の入渓点の橋下30mまで来たところで、やっとカワムツ2尾追加。
お久しぶりーね♪
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ポツポツと反応が増え始めてきた。
やはりこのエリア、カワムツが溜まっている。

カゲロウの群飛、ブワッー♪
それでは、最初の入渓点「うおさんPoint」で本日の〆といきましょう!

うおさんPoint
うおさんPoint

橋をくぐり、Pointを見るとライズは無い。
今日はずっとカディスフライで通してきたが、夕まづめを見越して視認性の良いパラシュートにチェンジし、ドライスプレーをかけて〆に備えた。

さて、手前から探ってみよう。
…反応無し。
一歩前へ…、反応無し。
まったく出ない、あれほど釣れてたのになんで?

川の中央から流れ込んだ筋は、ゆっくりカーブして左岸にぶつかっている。
その曲がりっぱなの瀬脇に落とした瞬間、バッシャ!

飛沫で合わせた。
(引きが強い、良型だぞ!ドキドキ←心の声)
その時、後頭上の橋で歓声が上がった。
GCさんとmihiroさんの声で「あっヤマメだぁ」

浮かせると、なるほどくっきりパーマークが見えた。
ヤマメが生息しているらしいと事前に聞いていたが、てっきりもっと上流だろうと思っていたが、
まさか掛かるとは…
慎重に寄せ、2度目でオイカワ用ミニネットで掬い上げた。
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今シーズン初ヤマメとなった。
これまでヤマメ狙いでウグイなど釣れると外道かぁと思ったりしたが、今日はカワムツ狙いでまさかのヤマメ、うれしい外道としておこう。

もう、十二分に満たされた。
アップでもう一枚。
このヤマメ、うっすらとサビが残っており、この川育ちであることは間違いない。

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うれしい今シーズン初ヤマメ

橋に上がり、GCさんとmihiroさん、遅れて来たGLさんにも祝福していただいた。
一部始終を見て下さった友から祝福されるってほんと嬉しいものだ。

あたりに夕闇が広がり、下流から3人(mattさん、TOKKOさん、うおさん)が戻ってきた。
なんと、TOKKOさんもヤマメ18cmを釣ったとのこと。

撮影:mattさん
撮影:mattさん

あれから好釣が続き、初ヤマメも体験され、もうしっかりBH入魂が叶いましたね!
改めて、がっちり握手。

辺りはみるみる夕闇に包まれてきた。
こうして各人各様の春うらら釣行は幕を閉じ、賑やかに帰路についた。

この場を借りてmattさんに御礼申し上げたい。
このカワムツの川を熟知する彼のアドバイスが今回の釣行を導いてくれた。
竿不携帯(笑)でお付き合いいただき、本当にありがとうございました!

 

オマケの話…
実はこのところ風邪気味というか花粉症というのか、目の周りウルウル、鼻詰まり、ノドが腫れて少し痛かった。釣行前夜には市販の風邪薬を飲み、早く寝た。
そんな事をうおさんに話すと、龍角散が良いと言う。

それじゃと、途中のコンビニで取り敢えず龍角散のど飴を買って、ずっとペロペロ舐めていた。
最後のヤマメで一気に毒気が吹き飛んだかのように気分も爽快、ノドの痛みも治まったのだ。

やはり、楽しい釣りは心身ともに癒してくれるようだ。