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ポーラミュージアム アネックス展2024(銀座)

友人のステンドグラス作家 水永阿里紗さんの作品を見てきました。
圧倒的な画力に加え、ドイツでの研修で一段とレベルアップした技法、そして母親としての視点から見つめる戦争への痛烈な思いが加味されていました。



ベートーヴェンの「第九」
幼い頃から親しんだクラシック音楽。
ロシア侵攻で避難してきた人々が多いドイツで耳にする第九の歓喜の歌が、
胸に突き刺さったであろうとは想像に難く無い。
娘さんが描いた子どもたちの顔顔…





メメント モリ memento mori
死はいつも、 思いがけない所から姿を現す。
ドイツで知り合ったウクライナの友人から、ロシア侵攻によって避難してきた時の体験談を聴き取り、
一母親として身につまされる思いから制作した作品とのこと。
日本にいては感じ得ないこといっぱい…





研修先のステンドグラス工房での最後の作品「怒り」
私は怒っている。
一人の母親として。
子どもの未来を奪う戦争に。
繰り返される過ちに。

とある





そして圧倒的なデッサン力に裏打ちされた作品群、様々な技法が駆使されており、息を呑むばかり。
デューラーの三位一体、キリスト像、ユリの花、などなど…





ダマスク模様
右のカモの羽の根元を削ったペンを用いて茶色の下地を削り取るようにして模様を描く。
下書き無しの即興、僅か30分以内に一気に仕上げる。見事という他ない。




ドイツ研修を経て一段と進化した。凄みが、メッセージ力が鋭くなってる。今後が楽しみだ。


<水永阿里紗さんの作品集>
↓こちらから最新から過去の作品まで見ることができます。見ていただけますと嬉しいです。
URL https://alisamizunaga.jp/
Instagram https://www.instagram.com/alisamizunaga/


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