あちらこちらで梅が開花し、河津桜のニュースが届き始めた2月。
今年もつるや釣具店様のハンドクラフト展(2026年2月13日〜15日)が開催されついに初出展となった。


<初出展への道のり>
ハンドクラフトという言葉をググってみると、
すべて手作業で生産される品物やその工程を指す言葉で、職人精神に基づく質の高い手作り作品を指すことが多い。機械で仕上げたものを指す「ハンドメイド」と異なり、材料や工具を駆使するクラフト要素が強いため、温かみや独創性が特徴である。(以上、AI による概要)
我が思いを込めたフライリール「Graffiti 3」は手作り作品なわけがないし、機械で仕上げたものなので出展に値するのかという自問自答。
そして本当にこのリールは売れるのか?一抹の不安がつきまとい怖かった。
だがそんな思いに背中を押してくださったのが柴野邦彦氏だった。


昨年のハンドクラフト展で「Graffiti 3 BG」のプロトタイプを見ていただくと、即座につるや釣具店の山城さんのところに連れていかれ紹介してくださった。柴野さんありがとうございました、お世話になりました。
それから一年。「Graffiti 3 BG/TG」と2色展開での発売の運びとなり、ついに出展を決意。
さらには出展に先立ち、Bule Heron Rods様(数本のフライロッドを愛用中)にグラスロッドをお願いし打ち合わせをさせていただいたが、その場で意気投合し、BlueHeron Rods × Graffiti reelsのダブルネームによる特別なグラスロッド【BlueHeron Graffiti 6’10”】を製作いただけることに。
そして、勢いのままにBule Heron Rods様と共同でハンドクラフト展に出展する運びとなった。
<展示会場の様子>
今年は出展業者も増えたそうで、例のごとく所狭しとテーブルが並び、いろんな用品や書籍の魔界の中を行き交うオジさんたち。
我々は共同出展なので、グレーのテーブルクロスの左右にリールとロッドを展示、椅子に座っての応対。


じっとガン見される方、リールを手に取ってハンドルを回してカリカリの音に目を細め、「う〜ん、いい感じ!」と感嘆される方。
「おしゃれなリール!」「カッコイイですね〜」などお褒めの言葉をいただくと、さすがに嬉しい。

<お会いできた方々>
年配の二人連れの方が来られ、にこにこしながらリールを手に取って語り始められた。
ORVIS社のフィッシングガイドやキャスティングインストラクターなどされているとのこと。フライタイヤーの草分け的な方でなんとも大先輩にして造詣の深い御仁、名刺には渡辺 隆さんとあった。

私が知らなかったとはいえ恥ずかしい次第。「Graffiti 3 」をとても褒めてくださった、お話しできて感謝です。
大好きなフォトグラファーでもある佐藤成史さん、昨年 Silky Wood様の桂川フィッシングスクールでお世話になりました。佐藤さんの出展ブースは我々の斜め前。フライリールを手に取って見てくださいました。

黙々とタイイングしているのは高橋章さん。今回もお話しできてとても楽しかったです。

地元の川でもお会いするイッチーさん(右)、見てくださってありがとうございました。
そして、SNSや拙ブログなどでやり取りさせていたいている方々と初顔合わせ、これがまた実に楽しく感動的でした。
お名前は控えさせていただきますが、やっとお会いできました。こんな機会が持てたのもハンドクラフト展のおかげです。


3日間、思った以上に手応えをいただいた。
クラウドファンディングMakuakeに出品したこと、フライの雑誌129号寄稿、134号広告などなど多くの方から見たよ!とお言葉をいただいた。
さらには、日頃からお世話になっている「プロショップなごみ」様で「Graffiti 3」を購入してくださったお客様ともお会いすることができた。実際に店舗で購入された方からの生の声は、作り手にとってこの上ない喜び。
思った以上にこうした手応えをいただいたことは驚きだった。
今回は、自分のブースで来場者の皆様との対応で他のブースをゆっくり見て回ることができなかったのが悔やまれる。
しかしながら、ご挨拶させていただいた出展者の皆様とは親しく、熱く情報交換できたと思う。
皆様、もっと話したい、フライフィッシング好きと繋がりたいとの思いは共有しているのだ。
閉幕し、荷物をまとめて浅草を歩く。
Bule Heronさん、お疲れ様でした、ご一緒させていただき感謝です。
しんどかったけど、ここでやった意義は大きい。自分が動かなければ何も変わらない、未来を変えるのは自分自身だと思う。
来年はまた来年の風が吹くはずだ。