
以前、SNSで目に留まったフライリールのティペットホルダーがあった。
製作者は関西のHさん。
レザー製のシンプルなホルダーだが実用的でカッコいい。
以前から自作していたので(ハリス止めと百均のゴムで作って)その意味はすぐにわかった。
メールにていいね!をお伝えしたのが始まり。
私が開発を進めているフライリール「Graffiti 3」のレザーポーチ製作を打診すると、快諾してくださった。

Hさんの本業は鉄道会社の技術屋さん、フライフィッシングとレザークラフトは趣味とのことだが、仕事は早くセンスが良いし熱意が感じられた。
その彼から関東で釣りがしたい、安中市のフライショップ「アンクルサム」へ行ってみたいとの電話をもらったのが6月上旬だった。
さて、7月15日朝、無事に関越道の上里サービスエリアにて合流。
富士山頂登山をして下山後すぐ移動、上里SAにて車中泊→渓流釣り→アンクルサムの予定って…
若いな〜、体力と気力がすごい!
そのまま上野村へ直行。
昨日までの台風大雨で川は増水し、濁りもひどい…
はたして釣りになるか微妙だが、やるしかない。



残念ながら、私はボ。Hさんはカワムツにヤマメを釣ったとのこと。
なんとか良型ヤマメ、ハコスチをと期待させて全く申し訳ない結果になった。

仕方がない、早々に切り上げて安中市へ向かった。
久しぶりの「アンクルサム」さん、店主の小板橋さんが駐車場を案内してくださり、店内へ。
Hさんお目当ての白戸バンブーを数本振り比べ、小渓流用の2pcs.を購入。
軽快でなかなか良いロッドだった。
私の方は「Graffiti 3」の件でご相談させていただき、嬉しいことに、お取り扱いいただくことになりそうだ。
下道を走り、甘楽ふるさと館(今日のお宿)へ。

ゆっくり入浴して、大ジョッキ生に、夕食。
夜がふけるまで、飲みながら話はつきなかった。
翌朝、朝食をいただきながら…
このままでは帰れん、今日も行こうで一致。
再び上野村へ向かったのだった。
今回は本谷に入渓できた。
う〜む、やはりずいぶんな増水・濁りじゃありませんか!
二人して頑張った、もう叩きまくったさ。

ところがすっぽ抜けばかり、どうしても鈎がかりしない。
残念だったのは、やっとヒットしたイワナが倒木下に突っ込みバレた、あああツキもない。
またも二人してボ。なんということ…

いったん上がり、ふれあい館下のC&R区間へ。
またもすっぽ抜け連発、やっとカワムツが一つ。
もはやこれまで!

散々な結果だったが帰路へ。
Hさんは、これから一気に関西へ向かうとのこと、なんとも恐るべき体力と言わざるを得ない。
人生の最高の楽しみの一つは、友人とともに酒をくみかわし、歓談することで申し分なかった。
釣れなかったけど、目一杯遊んだ。まあ、こんなこともあるさ。
翌日、Hさんから無事に帰宅した旨のメールが入り一安心。
またこのリベンジをやりましょう!
以上、この夏のおたのしみイベントでした。