
今回はフォロワーさんの@fuku_toyさんとお初にご一緒させていただき、ワクワクモード。
大好きな渓相、水量はやや増水気味とはいえ十分釣りになると思った。迷わずマシュマロカディスを結ぶ。
さて、瀬のヒラキで1尾目がするりとバレた。
…最初のヤツをバラすと、その日は苦戦するw
案の定、すっぽ抜けとバラシの連発でどんどん集中力が落ちて悪循環。
お昼までいまだゼロ、一方の@fuku_toyさんは5尾を越えてるだろう、さすがだった。

お宿で作ってもらったデカおにぎりを頬張りながら、順調に釣果を重ねる@fuku_toyさんからカゲロウのハッチが見られるので、フライを替えてみてはとアドバイスを受けた。
なるほど、フライボックスにはクリーム色のソラックスが並んでいた。
この川に精通している方のアドバイスには素直に従うのが鉄則。
早速、クリンクハマー#16を結んで後半戦スタート。
効果テキメン。
岸寄りの緩流筋でやっと1尾目イワナ。
がっぷり咥えており、明らかにカディスより反応がいい。
流芯脇のヨレから2尾目。
さらにサイズアップして3尾目。
いいイワナが出てくれた。
それにしても@fuku_toyさんは相変わらず順調だ。
しばらくアタリが止まっているとみるや、ずっと先行を譲ってくださっている@fuku_toyさんが、後ろから声をかけてくださった。
「そこは捨てて、一つ上の瀬をやってみてください。どうぞ!」
もうぼちぼち退渓の時間、最後に釣ってくださいとのお心遣いだった。
川の真ん中に位置どりし、ヒラキ中央にアダムス#14を落とすと、モワッと出たが痛恨のすっぽ抜け。
気を取り直して進み、流れ込みの瀬脇カーブに狙いを定め数投。
逆光でフライを見失ったが、微かにギラっと光を感じ合わせを入れた。
思わず引き込まれるように竿が撓った。
トルクのあるこの引き味、時折り山吹色の腹を見せてくねり、いいイワナがネットに収まった。
魚体を見て感動。
体高があり、パーマークの上に小さな白とオレンジの斑点がびっしり。
完璧なニッコウイワナ、なんと美しい!
これですよ、これ。
このイワナに会いたくて来たのだ。
いつまでも見ていたかった。
@fuku_toyさん、譲っていただきありがとうございました。
感謝しかありません。
彼には、たくさんいい写真を撮っていただいたが、お気に入りの一枚を掲載したい。
私は通常ソロ釣行なので、こうした風景に溶け込んだ写真は撮るのが難しい。
大好きな渓流とともに写る宝物ができた。