2023年GW 秋田~盛岡の旅
かつてこの時期は桜が見頃であったらしいが、今回は概ねその時期を過ぎ新芽の緑が清々しい東北だった。
東北自動車道から秋田道に入り、一気に秋田市へ入った。
初めての秋田の街。
ホテルは駅前で佐竹氏の居城だった久保田城跡(千秋公園)はすぐ目の前で、歴史好きには嬉しいシチュエーション。
ゆったりと落ち着く庭園内を散策した。

2日目
仙北市の角館へ。
先ずは桧木内川の桜並木を見たい。
桜祭り期間中ではあるが、今年はすでに花は散り全て葉桜となっていた。

川沿いには遊歩道が伸びて桜のトンネルを楽しめる、実に爽快。
桧木内川は浅いが川幅は25mくらいか、釣り人が2人…ちょっと羨ましい。
さて、角館といえば武家屋敷通り。
思った以上に道幅広く、観光用に整備されてる印象。

各お屋敷を拝観しつつ、樺細工伝承館へ。

多数の樺細工品と現代の名工による製作実演、佐竹氏代々の所蔵品や鉄器や漆器などを見ることができた。
原木のカスミザクラ、木の肌はなるほど味がある。
この木の皮を剥いで薄くスライスして磨き上げて漆をかけることを繰り返して細工品ができあがる。



見応え十分の伝承館だった。
角館散策の後は、結構な山奥の乳頭温泉郷の鶴の湯へ。
しかし、到着時間が遅くなり日帰り入浴終了とのこと、残念ながら入浴叶わなかった。

3日目
国道46号を走り、秋田市から田沢湖、雫石を経て岩手の盛岡へ。
駅前の北上川にかかる開運橋から岩手山を眺める。なんとも素晴らしい眺めだろう!

橋を渡って左折し、材木町にある光原社へ向かった。

ここは宮沢賢治ゆかりの地。
注文の多い料理店を出版したのが光原社。その中庭には喫茶店〈可否館〉がある。





民藝の家具や器、染色家の柚木沙弥郎さんの作品などで見て回り、柚木さん百歳記念の本を購入。
可否館でアイスコーヒーを飲みつつページをめくる。
柚木さんの膨大な収集コレクションや作品群が面白い。


ゆったりした時間が流れる。
ここは民藝好きな方には超おススメですよ♪