大雨

人間の思い通りにならない雨。
それは便利な生活の中で埋もれた人間の五感を目覚めさせ、 自分達が自然の中に生かされていることを思い出させる。
左から右へ次第に強くなる雨と暗くなりゆく雲、激しくなる雨の波紋。
この作品には、宗教的な意味や特定のメッセージ、そしてカラフルなガラスの装飾的な美しさは必要なかった。私は雨の降り始めから大雨になるまでの「時間の経過」を雨のスケール感と共にこの空間に写し取ろうとした。
美しい対象をみて画家が絵筆を走らせるように。
制作者:水永阿里紗
作品名:大雨
制作年:2014
素材:ステンドグラス、アルミ鋳物
サイズ:D60 × W1460 × H210cm
※作品の購入やお問合せは、Contactよりお問合せください。
※当サイトの記事、画像などの無断転載、転用は固くお断りします。

水永阿里沙
1984年広島県福山市生まれ。
東京芸術大学 大学院美術研究科 博士後期課程 美術専攻 油画(壁画)研究領域修了
<受賞歴>
2007年 安宅賞
2011年 第6回佐野ルネッサンス鋳金展 大賞