ダーニングの魅力
古くなったジーンズをポップにアレンジする楽しみ
ここに20年以上履いているジーンズがある。擦れたり、破れたりして、それなりに味わい深くなっているとはいえ、くたびれ感が否めない。そろそろ、「さよなら」せねばならぬのか、と思うでしょ?そこでダーニング。
ダーニングとは、イギリス発祥の衣類の補修方法で、簡単な刺繍の技法を使ってチクチクと縫い補修する。配色は行き当たりばったりで、思いついた色で縫っていく。糸も繕う素材に合わせて、刺繍糸や毛糸など、さまざまなものを使用する。ちなみに、私は刺し子の糸を使用。
そして、破れた箇所を目立たなくするのではなく、むしろ意図的に目立たせて繕うのがダーニングの醍醐味。貧乏くさくなく、ポップにアレンジしちゃうのだ。着る方もワクワクしちゃう。

擦り切れたところを隠すためにダーニングを施す。

ここからさらにダーニングを重ねていく・・・
ジーンズ以外にも、つま先やかかとに穴の開いた靴下にもダーニングを施すことをおすすめする。
縫い目も揃っていない方が味がある。適当が良い。

靴下の踵をダーニング

こちらも踵の補修

こうなると花火が上がったかのよう・・・
破れるたびにダーニングを繰り返し、どんどん補強していく。ダーニングの回数は、そのアイテムへの愛着を物語り、世界にひとつだけのものにしていくのだ。
このジーンズはまだまだ成長途中。ダーニングでどんなジーンズになっていくんだろう。。楽しみ。